不動産の売却についてお伝えします。住み替えや買い替え、相続など様々な理由で不動産の売却を検討している方も多いのではないでしょうか。できるだけ高く早く売れる不動産会社に依頼したいはずです。不動産を売却するまでにかかる期間や早く売るポイントなど、詳しく紹介します。
不動産の売却にかかる平均期間は？
不動産の売却にかかる平均期間は、約6ヶ月とされています。ただし、物件の種類や築年数、エリアなどの物件要素によって、売れやすさは異なります。
たとえば、売却までに時間がかかる不動産もあります。建築数が古かったり、需要が低かったり、条件がよくない不動産は売れにくい傾向があります。1年以上売れないケースもあるため注意が必要です。
不動産売却の流れとは
不動産の売却の流れをしっかり把握して、余裕のあるスケジュールを組みましょう。それぞれ詳しく解説します。
不動産会社に査定を依頼する
不動産会社に査定を依頼します。査定額は同じ不動産でも不動産会社によって異なります。少しでも高く売却するためには、複数の不動産会社に査定を依頼するのがおすすめです。
オンラインでまとめて査定依頼できる一括査定サイトで、複数の不動産会社を比較検討する方法もあります。この方法であれば、個別の査定依頼の手間が省けるため、便利に活用できます。
不動産会社と媒介契約を締結する
複数の査定を比較検討し、不動産売却を依頼する不動産会社が決まれば媒介契約を締結します。
媒介契約には1社のみに仲介を依頼する「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」、複数の不動産会社に仲介を依頼する「一般媒介契約」の3種類があります。
売却活動の開始
媒介契約を結ぶと、売却活動の開始です。仲介の不動産会社が広告やネット掲載で物件をアピールして買い手を探します。内覧前には掃除や片付けをして、少しでも印象がよくなるように、こまかなところまできれいにおきましょう。
売買契約を結ぶ
買い手が見つかれば売買契約を結びます。売買契約時に必要なものは次のとおりです。
・実印
・3ヶ月以内に発行した印鑑証明
・収入印紙
・本人確認書類
・登記済証または登記識別情報通知
・仲介手数料の半金
・固定資産税納税通知書
・住宅ローン残高証明書
必要書類は、事前に不動産会社に確認しましょう。仲介手数料は契約時に半金、残金の支払い時に残りを不動産会社に支払うのが一般的です。
契約時に買主から受け取る手付金から、仲介手数料を支払うケースが多いため、現金を用意する必要がないこともあります。
また不動産を売り出してから3ヶ月以上経っても売れない場合は、物件と価格とのバランスが見合っていない可能性があります。価格の見直しをしておきましょう。
物件の引渡し
売買契約の締結後は、物件の引き渡しです。売買契約の約1ヶ月後に物件を引き渡すケースが一般的です。買主はこの間に住宅ローン審査を受けます。
不動産をスムーズかつ早く売却するコツ
不動産をスムーズかつ早く売却するコツは、適正価格で売り出したり、複数の不動産会社に査定を依頼したりなどがあります。スピード重視の方には、不動産会社に買取を依頼してもよいでしょう。詳しく解説します。
適正価格で売り出す
高い価格で売り出してなかなか売却できないケースもあります。自身で相場を調査して、どの程度が適正な価格なのかを知ることも重要です。できるだけ早く売却したいなら、適正価格で売り出すのがよいでしょう。
複数の不動産会社に仲介を依頼する
1社のみではなく、複数の不動産会社に仲介を依頼しましょう。仲介手数料は成功報酬のため、買主が決まった不動産会社に支払うことになります。そのため不動産会社間の競争意識により、早く売れる可能性が高くなります。
不動産会社に買取を依頼する
どうしても早く売りたい、価格よりもスピード重視の方は、不動産会社に買取を依頼しましょう。買取とは、不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
仲介による相場の7～8割程度になりますが、早ければ1～2週間程度で売却代金が受け取れるため、スピード重視の方に喜ばれているサービスです。
まとめ
この記事では、不動産を売却するまでにかかる期間と早く売るポイントをお伝えしました。不動産の売却にかかる平均期間は、約6ヶ月で、物件の種類や築年数など、様々な条件によって異なります。条件がよくないなどの理由で、売却までに1年以上かかる不動産もあるので注意が必要です。不動産売却の全体の流れを把握して、余裕のあるスケジュールを組むことが重要です。
そして不動産をスムーズかつ早く売却するには、適正価格での売り出しや複数の不動産会社に仲介を依頼するなどのコツがあります。不動産の売却を検討している方は、少しでも高くスピーディーに売却できるように、複数の不動産会社の査定を比較検討して、信頼できる不動産会社を選んでください。
