不動産売却前にリフォームはするべき?

公開日:2023/05/26

不動産を売却するときには、できるだけ高く売却したいと考える人も多いでしょう。検討するポイントとしては、売却前にリフォームをした方がいいのかどうかという点があります。リフォームした方が購入する側への魅力を伝えることができますが、その分費用がかかってしまうので、売却前にリフォームするべきかどうかについて解説します。

売却前にリフォームするのは損?

不動産を売却するときに悩むポイントとして多いのが、売却前にリフォームをするかどうかです。売却するオーナーにとって、リフォームした方が高く売れると考える人が多いでしょう。

リフォームせずに劣化したままの状態で売却しても、魅力が伝わらずに売れないのではないかと心配する人が多いからですが、リフォームをすることによって費用がかかってしまうことも考えなければいけません。

リフォームすることで、写真映えもよくなるので問い合わせも多くなり内覧をしてくれる人も増えるでしょう。さらに、すぐに入居したい人にとっても候補のひとつとして検討する人もいますが、必ずしもリフォームしたからといって売却ができるとは限りません。

綺麗さを重視している人にとっては、そもそも中古住宅ではなく新築物件を検討する人もいます。さらに、中古物件を検討する人は、少しでも安く探している人もいます。

費用をかけてリフォームをしたにもかかわらず、物件に対してリフォーム費用を上乗せされた形での売却価格となってしまうため、ほかの似たような物件よりも高くなってしまい売れない可能性もでてきてしまうでしょう。結果として損する可能性もあるのです。

ただし、購入予定者のなかには、リフォーム済み物件のみで探している方もいるため、内見で好印象を与えることができるため、早期売却につながることもあります。中古物件は設備や壁、床は劣化してしまっているため、必要経費ととえらてリフォーム費用分の売却価格をあげずに売却を検討するなど、価格についても充分に検討しましょう。

売却前にリフォームを行うメリット・デメリット

では、具体的に売却前にリフォームを行った場合に、どのような状況がおきるでしょうか。今回はメリットとデメリットについて紹介します。

メリット

売却前のリフォームのメリットとしては、見栄えのよさがあります。見栄えのよい物件の写真を不動産サイトに掲載することで、第一印象がよくなり内見の問い合わせも増えるでしょう。

実際に内見をする場合に、築古物件であれば水回りの設備の古さや内装の汚れや破損などを見てしまうと、どうしても印象が悪くなり購入を見送る可能性がでてきます。しかし、新築と変わらない景観で、中古物件の価格で手に入れることができると感じてもらえれば早期売却も実現できるでしょう。

また、購入者はリフォームする手間も省けるため、とくに入居を急いでいる人にとっては、リフォーム済み物件は購入後にすぐに新生活をはじめられるために重宝するでしょう。

また、購入後にリフォームをする人もいますが、新たにリフォームローンを借りる場合は金利が高くなる可能性があるために、購入後にリフォームするのが難しいと感じる人もいます。そういう人に向けて事前にリフォームすることによってアプローチできれば、早期売却につながるでしょう。

デメリット

リフォームをするには時間も費用もかかってしまいます。工事期間としては数か月になることもあり、その期間中に売却活動はできないために、早期売却を検討している人にはデメリットといえるでしょう。

また中古物件の購入者にとっては、自分好みの理想の住まいの実現のために自分でリフォームする目的で安く物件を探している人も多くいます。そのため、売主の好みでリフォームをしてしまうことで、買主の好みから外れる可能性がある点とリフォームにかけた費用分を上乗せしにくい点があります。

購入者の多くは立地や物件価格を基準として検討する人も多いため、ほかの中古物件よりも高くしてしまうことで売れなくなる場合もあるからです。そのためリフォームにかかった費用分が売主負担になってしまう可能性があり、利益が低くなってしまう点もデメリットといえるでしょう。

最低限ハウスクリーニングや修繕は必要!

売却前のリフォームにおけるメリットやデメリットをお伝えしましたが、リフォームをしないと決めた場合でも、最低限ハウスクリーニングや修繕はする必要があります。

ハウスクリーニング

ハウスクリーニングとは住宅の中を清掃するサービスです。専門業者が機材を使用して行ってくれる清掃で、床や壁、天井、エアコン、水回りなどをきれいにしてくれます。

売却時にハウスクリーニングは必須ではないものの、清掃していない状態での売却では、内見時の印象も悪く、検討してくれない場合があります。検討した場合でも汚れの理由で値引き交渉されることもあるので注意しましょう。

作業としては半日ほどで終わりますが、清掃してもらう場所によっては料金が異なるため、自分でできる限り清掃できるところは行いつつ、予算に応じて専門業者に頼むことが大切です。

修繕

売却する不動産に不具合がある場合は、事前に修繕を行っておくことがいいでしょう。修繕には不具合のある部分のみに実施するため、どこに不具合があるのか確認しておくことが必要です。

たとえばフローリングであれば十数年で寿命を迎え、きしみや傾きが発生します。そのままにしておくと基礎部分も傷つけてしまうため、早めの修繕が必要です。畳の場合はカビが発生していないか、表だけでなく裏も確認しましょう。さらに、床面にまで広がっている可能性があるため、しっかりとしたチェックが大切です。

壁紙は長年使用していると家電による色焼けや汚れが発生し、部屋のイメージが悪くなるので壁紙を変えておきましょう。水回り部分は購入者がもっともチェックするポイントですが、修繕にはほかの場所と比べても費用が高くなりやすい場所なので、慎重に検討しましょう。

まとめ

不動産売却前にリフォームすべきかどうかについて解説しました。中古物件を検討している人は自分でリフォームしたいと思っている人も多いので、売却前にリフォームすることによって見栄えもよくなり早期売却につながる可能性もありますが、負担した分が回収できずに損することもあるため充分検討が必要です。

ただし、ハウスクリーニングや修繕に関しては、最低限必要なので対応しましょう。

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