不動産売却のベストなタイミングとは?

公開日:2023/05/26

加古川エリアで不動産の売却を検討している人にとっては、少しでも高く、早く売りたいという人が多いでしょう。好条件で売却するには、前もってベストなタイミングを知っておくことが大切なポイントです。いつがベストなタイミングなのかを把握するために、いくつかの観点から見極めるポイントを紹介します。

シーズンによっては売れやすい・売れにくいことがある

不動産の売却で契約が成立するまでには、平均しておおよそ3か月から半年ほどかかります。もちろん、平均よりも早く売却できる場合もありますが、なかなか売れずに長引いてしまうこともあるでしょう。

少しでも早く、相場よりも高く契約するために不動産を売却するタイミングとしては、売れるシーズンを意識しておくことが大切です。

新年度シーズンがおすすめ

不動産の売却でもっとも需要のあるシーズンとしては、人の移動が多い時期となります。人が動き、住宅の需要が増える時期としては、入学や進学、就職などの動きがある新年度シーズンです。人の移動としてもっとも多い2月から4月にかけて住宅の取引が活発になり、新生活に向けての準備として住宅を購入する人が多いために、家を売却しやすい時期となります。

ほかの物件も含めて売却する物件も増える時期ですが、購入希望者も増えるために、ほかのシーズンに比べても売却できるスピードも早く、高く売れる可能性も高いといえるでしょう。とくに2月、3月が狙い目なので、そこに照準を合わせて事前に準備をしておくことが大切です。

転勤の多い秋も狙い目の時期

その次に多いシーズンとしては転勤の多い10月をめがけてです。企業では9月決算のところも多いため、期の変わるタイミングで人事異動を行うことも増えるでしょう。そのために、引っ越しする人も増え、住宅需要も高まります。新年度シーズン以外では、秋に売却するのが売れやすいタイミングといえます。

逆に、年末年始や盆休みなど、長期的な休暇がある時期は比較的住宅需要が少ないといえるでしょう。シーズンを逃してしまうと、購入希望者も少なくなるために、売却費用も低くなり、売れるスピードも遅くなる可能性があるので注意しましょう。

不動産相場の動きをしっかりとチェックしよう

売却するタイミングはシーズンだけでなく、相場の影響も大きく関わっています。基本的な売却の考え方としては、価格が安い時期に購入した不動産を価格の高い時期に売却するのが理想です。とくに一番の理想としては、相場の底と天井を知ることで、相場の底で不動産を購入し、天井に達した時に売却をすることによって一番利益が高い状況となります。

ただし、相場が下落している時に、価格が少し上がったからといって購入してしまっても、さらに価格が下落してしまい、購入時期を間違うこともあるでしょう。逆に、価格が上昇していた相場で、少し下がったタイミングで売却をした後で、価格が回復して上昇してしまうことで売却のタイミングを見誤ることもあります。

不動産相場は細かな上下を繰り返しつつ、大きな波を作っていくので、変わり目を見極めるのはとても難しい作業といえます。プロでも困難な作業であるために、一般の人が相場の変化を確実に捉えることは難しいでしょう。

ただし、判断材料としては、購入時期の価格を基準として、現在の売却価格がどれくらい上回っているのかを見ることが大切となります。もし、購入時期よりも高く売却できるのであれば、売却のタイミングとしてはベストであるといえるでしょう。

買い替えに合わせて売却をするのもアリ

シーズンや相場以外にも、チェックしておきたいポイントとしては税制があります。税制について知らないまま売却してしまうと、節税対策して売却した時と比べて税金に大きな違いが出てくるでしょう。

不動産にかかる税制の中でも不動産売却時にかかる譲渡所得についての理解が必要です。

譲渡所得

譲渡所得とは、不動産などの資産を売却して第三者に譲渡することによって発生した所得のことをいいます。譲渡所得には所得税や住民税がかかってきますが、このふたつの税金を計算するための税率は売却した不動産の所有期間によって異なることに注意が必要です。

所有期間が5年以下の短期譲渡所得では所得税30%、復興特別所得税0.63%、住民税9%となり、39.63%かかります。一方で所得期間が5年超の長期譲渡は所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%となり、20.315%です。

さらに、所有期間が10年越で譲渡所得が6,000万以下の部分は軽減税率の特例を受けることになり、所得税10%、復興特別所得税0.21%、住民税4%で14.21%となります。たとえば、譲渡所得が500万円の場合、短期所得の税金は198万1,500円、長期所得の税金は101万5,750円、長期所得で軽減税率の特例がある場合は71万,500円となり、大きな差が出てきます。

ここで注意しておきたいのが、売却した年の1月1日現在でカウントされることです。3月に購入した不動産を、5年後の10月に売却した場合、売却した年の1月1日現在では所有期間が短期譲渡所得となるため、税負担が高くなってしまいます。3か月後に売却がずれることで納める税金が大きく下がるので、タイミングを見極めましょう。

まとめ

今回は不動産売却のベストタイミングについて紹介しました。タイミングとしてはシーズンや不動産相場、税制についてチェックしたうえでベストなタイミングを把握しておきましょう。シーズンとしては新年度シーズンの春や転勤の多い秋など人が移動するのが多い時期がおすすめです。

相場に関しては価格が高くなるタイミングを狙いましょう。税制に関しても不動産の所有期間によって払う税金も変わってくるので譲渡所得についても調べておくことがおすすめです。

【加古川】おすすめの不動産売却業者比較表

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