不動産売却における手続きの流れとは?どの書類が必要?

公開日:2024/08/15 最終更新日:2024/05/29
流れ

不動産の売却を滞りなく行うためには、手続きの流れを把握しておくことが大切です。今回は、不動産売却における手続きの流れや売却時に必要な書類、手続きのポイントについて紹介していきます。これから不動産売却をする予定の人はぜひこの記事を参考にして、スムーズな売却を実現させましょう。

不動産売却の手続きの流れ

不動産の売却手続きは、情報収集から確定申告まで、慎重に進める必要があります。以下は、不動産売却に関連する8つのステップの詳細です。

STEP1:情報収集

まず、売却したい不動産の周辺相場を調査します。エリアによって価格が異なるため、不動産サイトなどで近隣物件の価格を収集し、相場を把握します。

STEP2:売却相談

相場を把握したら、不動産会社に売却の相談をします。売却計画や希望条件を伝え、適切なサポートを受けます。

STEP3:売却物件の査定

不動産会社が査定を行います。机上査定や訪問査定などの方法で、売却価格の目安を提示します。

STEP4:媒介契約

査定額やサービスを比較し、不動産会社と媒介契約を締結します。専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約の中から選択します。

STEP5:売却活動

不動産会社が買い手募集の広告を出し、内覧を行います。売主は内覧の際に立ち会い、物件の魅力を伝えます。

STEP6:購入申込~売買契約

購入希望者が現れたら、購入申込書を受け取ります。売主と買主が合意したら、売買契約書を準備し、手続きを進めます。

STEP7:決済・引渡し

売買契約後の決済では、売買代金の受領や清算を行います。抵当権の抹消手続きも行われます。引渡し日に不動産を引き渡します。

STEP8:確定申告

不動産売却による利益に対して譲渡所得税を申告・納付します。特別控除や軽減税率の適用、損失の繰越控除なども考慮します。

不動産を売却する際に必要な書類一覧

不動産売却に必要な書類は多岐にわたりますが、売却までの流れを考慮しながら準備する必要があります。

本人確認書類

まず、不動産売却においては売主の本人確認が必要です。運転免許証やパスポートなどの写真付身分証明書が必要であり、2つの身分証明書がない場合は注意が必要です。

印鑑証明書

次に、捺印に必要な実印と印鑑証明書が必要です。登記申請に添付する印鑑証明書の有効期限は3カ月以内であるため、期限を確認し再取得する必要があります。

登記権利書・課税証明書・固定資産評価証明書

不動産の所有権を証明する登記済権利書や登記識別情報、固定資産税・都市計画課税証明書、固定資産評価証明書も重要です。特に、固定資産税は所有者に課税されるため、引き渡し日に清算する必要があります。

建築確認済証・検査済証

建築基準法に基づいて建築されたことを証明する建築確認済証や検査済証も必要です。これらの書類がない場合は再取得する必要があります。

地積測量図・境界確認書

一戸建てや土地の売却には地積測量図や境界確認書が必要です。境界線が未確認の場合は隣接する土地の所有者と相談し、了解を得た上で地積測量図を作成します。

管理規約書

マンションの売却には管理規約が必要です。管理規約には維持管理方法や費用が示されており、買い手候補にとって重要な資料です。

ローン残高証明書・返済予定表

また、ローンが残っている場合はローン残高証明書や返済予定表が必要です。代金の振り込み先口座を示すために銀行通帳も準備する必要があります。

その他の書類

上記に列挙した書類以外にも、売却する不動産に関する全ての書類を揃えることが望ましいです。地盤調査報告書や契約書などは買い手候補にとって重要な情報源となります。

不動産売却の手続きのポイント

不動産の売却手続きにおいて、円滑に進めるためにはいくつかの重要なポイントがあります。まず、買い手の納得度を高めることが不可欠です。これは、不動産に関する資料をできるだけ充実させ、提供することで実現されます。

買い手候補にとって役立つ情報が多ければ多いほど、売却に対する信頼も高まり、契約後のトラブルも予防できます。売却を決断した段階や買い手候補を探し始めた時点で、十分な資料を準備しておくことが望ましいでしょう。

次に、不動産会社の選定が重要です。買い手候補の募集や売却に向けたサポートを提供する信頼できる会社を選ぶことが不可欠です。不動産会社の規模や実績、地域や物件の特性に合った会社を選ぶことが重要です。

例えば、マンションの売却実績が豊富な会社や、地域に強い会社、全国にネットワークを持つ会社など、自身の不動産の特徴や売却時期、価格などに適した会社を選ぶことが望ましいです。これらのポイントを踏まえて、不動産の売却手続きを進めることで、円滑な取引が実現します。

最終的には、十分な準備と信頼できる不動産会社の選定が成功への鍵となります。

まとめ

不動産売却は、スムーズな取引のために手続きをしっかり把握することが不可欠です。まずは周辺相場の調査から始め、信頼できる不動産会社に相談しましょう。査定や媒介契約の段階では慎重に選択し、売却活動では買い手に魅力を伝える努力が必要です。

売買契約後は決済・引渡しといった手続きを確実に行い、最終的には確定申告を忘れずに行います。必要書類の準備も欠かせず、特に本人確認書類や印鑑証明書、登記関連書類などが重要です。さらに、買い手の納得度を高めるために情報提供を充実させ、信頼できる不動産会社を選定することも大切です。

準備と信頼は円滑な取引を実現する鍵であり、慎重なステップを踏むことで成功へと導かれます。不動産売却は大きな取引ですが、適切な準備と手続きを行えば、安心して進めることができます。

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