地価が上昇する土地の特徴とは?3つの特徴を紹介

公開日:2024/06/15 最終更新日:2024/05/29
土地

不動産売却をして利益を上げたい場合、地価の上昇が見込める土地を見分ける能力は必須といえます。しかし、そのためには地価が上昇する可能性の高い土地の特徴を正しく把握することが大切です。本記事では、地価上昇が期待できる土地の特徴を3つ紹介するので、不動産投資を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

開発が進んでいる街

地下情緒が見込まれる不動産について考える際、その不動産が所在する地域において、開発がどれほど進んでいるかが重要な要素となります。全国の主要都市における高度利用地の地価の動向を示す指標として、国土交通省が3か月ごとに公表する「地価LOOKレポート」があります。

このレポートは、地価の変動を通じて地域の発展状況を把握するための重要な資料です。平成30年7月1日~平成30年10月1日の動向によると、東京都新宿区および渋谷区、神奈川県横浜市の地点で大きな地価の上昇が見られます。

この上昇幅は3%以上6%未満であり、レポートではオレンジ色の矢印で示されています。この数値は他の地域と比較しても大きな上昇幅であり、これらの地域で進行中または計画されている再開発が地価上昇の一因と考えられるでしょう。

特に新宿区においては、複数の大規模な再開発計画が進行中です。新宿は世界一乗降者数が多い「新宿」駅を中心としたエリアであり、その再整備方針として「新宿グランドターミナル」構想が公表されています。

この計画は20年後を見据えた一体開発を目指しており、新宿駅周辺の大規模な改修と整備が計画されているのです。この再整備計画により、新宿の交通機能や商業機能が大幅に向上することが期待されています。

再開発計画は、地域の地価上昇の一因となっているだけでなく、地域全体の発展にも寄与するものと考えられるでしょう。新宿区をはじめとするこれらの地域では、再開発によって新たなビジネスチャンスや雇用機会が生まれ、経済の活性化が進むことが期待されています。

また、再開発によって整備されるインフラや公共施設は、地域住民の生活の質を向上させる効果も持っています。

新駅・新路線が計画される街

新しい鉄道駅や路線の開通は、地域の地価上昇に大きな影響を与えます。これは、地域の交通利便性が向上し、周辺施設が整備されることで、地域全体が発展するためです。新しい交通手段の導入は地域の魅力を高め、住環境や商業環境の改善に繋がります。

新駅周辺には新しい商業施設や住宅が建設されることが多く、これにより地域の活性化が促進されます。また、交通の便が良くなることで通勤や通学の利便性が向上し、地域住民の生活の質も向上するでしょう。

さらに、新しい駅ができることで周辺の地価が上昇し、土地の価値が増すことから、不動産投資の観点からも魅力的な地域となります。このように、新駅・新線の計画は地域の発展を促進し、地価の上昇を引き起こす重要な要因といえます。

インバウンド人気が高い街

インバウンド(訪日外国人)の増加が地域の地価に与える影響について、近年よく耳にするようになりました。この影響は、特に観光地や外国人に人気のあるエリアで顕著に見られます。平成30年の地価調査によると、全用途における地価上昇率のトップ10のうち、北海道虻田郡倶知安町が4地点、京都府京都市が4地点を占めています。

このデータは、国土交通省が公表した都道府県地価調査を基に加工して作成されたもので、インバウンドの影響が地価に与える顕著な例として挙げられます。特に倶知安町は、インバウンド効果による地価上昇が顕著な地域です。

倶知安町はニセコ観光圏に属しており、冬季にはパウダースノーで世界的に有名なスキー場があり、夏季にはラフティングなどのアクティビティを楽しむことができます。このため、近年特に外国人観光客に人気の高い観光地となっているのです。

もともと地価が安かったこともあり、インバウンドの増加による地価上昇率は非常に高くなっています。

倶知安町では、外国人観光客の増加に伴う宿泊需要の高まりに対応するため、別荘やホテルなどの建設ラッシュが続いています。これにより、地域の地価は急上昇しているのです。観光業の発展が地価に直接的な影響を与える好例といえるでしょう。

また、京都市もインバウンド効果による地価上昇が顕著な地域です。京都は日本随一の観光都市であり、歴史的な寺院や神社、美しい庭園など、多くの観光名所が集中しています。訪日外国人の急増に伴い、京都市内のホテルや宿泊施設の需要がより高まっており、土地は高値で取引されています。

これにより、地価上昇が続いているのです。一方、ランキングには入っていませんが、大阪市の「ミナミ」地区もインバウンド効果による地価上昇が見られる地域の一つです。大阪の地価調査の基準地(中央(府)5-3)では、18.3%の上昇率を記録しており、依然として高い上昇率を示しています。

ミナミ地区は、飲食店やショッピングエリアが集まる観光地であり、訪日外国人に人気のエリアです。このため、宿泊施設や商業施設の需要が高まり、地価の上昇が続いています。

このように、インバウンドの増加が地域の地価に影響を与えることは、最近の特徴といえるでしょう。外国人観光客の増加に伴い、観光地やその周辺地域では、宿泊施設や商業施設の建設が進み、地価が上昇しています。地域の発展とともに、インバウンド効果による地価上昇は、今後も続くと予想されます。

まとめ

地価が上昇する土地の特徴について、不動産売却で利益を上げたい方にとっては必見のポイントがあります。まず、開発が進んでいる街では再開発計画が地域の地価を押し上げます。次に、新駅や新路線が計画されている街は交通利便性の向上により地価が上昇が見込まれるでしょう。

最後に、インバウンド人気が高い街では外国人観光客の増加に伴い地価が急騰します。これらの特徴を理解することで、不動産投資の成功確率を高めることが可能です。

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